「ほら、貴もお昼仕度するからユイの相手して」

エプロンをつけながら声を掛けると貴はゆっくりとあたしに近づいてくる。



「な、なに…?」

「美味しいの作って」

腰に腕を回され、軽くホールドされた。


「なぁーっ!!」

自分だけ仲間外れが嫌なのか、ユイが抗議の声を上げる。


「残念」