「………おぉ…」 「なぁん」 「……お前綺麗な色だな」 タオルでガシガシと拭いてやったら猫は気持ちよさそうに目を細めた。 「……んー、コバルトブルーを薄めた色かな?」 目は綺麗な青色だった。 拭き終わった途端すり寄ってくるその姿に苦笑いが浮かんだ。 「……ハルみたい」