*交換条件


『は?』



如月くんは、私のその提案に少し驚いたような表情を見せた。





『私は、如月くんに国語教えるから!!お願い!はっきりいって、塾じゃ、全然ダメなの!』




私は、思い切り頭をさげながらそう言った。




てか、こうなったら断られるのを承知で頼むしかない。




私は、ギュッと目をつぶって、如月くんの言葉を待っ。






『……いいぜ』




『え…?』





思わず、そんな声がもれた。






『だから、いいって、その代わり国語よろしく』





『も、もちろんだよ!』







その瞬間、如月くんが神様に見えたのは言うまでもない。