呼んでみると
彼女は少しだけ俺をみあげて
「・・・・いじわる。」
と小さな声でつぶやいた。
その顔が、反則で。
真っ赤な顔して上目遣いなんで・・・・だめでしょ・・・・・
それこそ、いじわるだ。
人がいっぱいいる街中だっていうのに抱きしめてしまいそうになった。
赤面したまま顔を抑えて立ち尽くしてしまった俺を振り返って
「先輩、おいていっちゃいますよ?」
と冗談っぽく笑う。
その顔がまた可愛くて。
俺は、もっと彼女を好きになっていった。
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