こんなの、絶対惚れないほうがおかしいんだ。
真司、なんでこんなに可愛い子が近くにいるのに好きにならないんだろう?
「先輩、あのありがとうございました。」
「え?なにが?」
「さっき。また受け止めてくれましたね。
こけそうになって支えてくれたの、真ちゃん以外ではじめて。」
真ちゃん以外で・・・・
「真司は、いつも支えてくれるの?」
「いつもってわけじゃないけど、だいたいは。」
・・・・はぁ。
また嫉妬してしまった。
二人が幼なじみで、俺より真司との方がきっと優羅ちゃんと仲がいい。
その事実にもいつも嫉妬してるっていうのに。
「これからは、俺が全部支える!」
・・・・言ってしまった。
嫉妬にまかせて。
「え?」
びっくりしたとうに首をかしげる優羅ちゃん。
「あ、ううん。なんでもない。」
はずかしすぎる、俺

