先輩がドジ女に恋をした。



「先輩?

どうしました?」


俺を見上げる瞳。



だめ。

なんか、直視できないし。




「あ、ごめん・・・・。

その、今日、可愛いね!」


って、なんかこれじゃいつもは可愛くないみたいな・・・・



「いや、いつも可愛いんだけど、その今日は・・・「本当ですか!?」




俺が慌てて付け加えていると

優羅ちゃんは、パッと顔を輝かせて俺に笑顔を向けてきた。




「う、うん!ホント可愛い。」


「うれしいです!

わたし、おしゃれするの好きなんです・・・柄じゃないけど。」



「そんなことないよ!すっごい似合ってる。」



そう言ってみると、本当にうれしそうに笑って


「これまでは、おしゃれしていく所とかなかったけど

これからは、いっぱいおしゃれできてうれしいなっ」



と言った。