先輩がドジ女に恋をした。


「昨日、キャプテンが優羅に告ったから?」


「はぁ!?」

「なんか、一目ぼれらしいよ?」



「なんでそんな人事なの?
それでいいの?」


それでいいって・・・・



「別に、俺には関係ねえじゃん。」


「なにそれ・・・・。

あたしは、優羅には熊谷がくんが一番合ってるって思ったから・・・」



白石は、あのことを言ってるんだろうか?


「別に、それとこれとは関係ないってあの時も言っただろ?」


「でも・・・・」


「俺と優羅はただの幼なじみだ。それ以上でもそれ以下でもない。

幼なじみの色恋沙汰なんて、俺には関係ない。」



俺は財布を取り出して席を立った。


「ちょっと・・・・」


「じゃあな。」