GW明けに会社行くと、うるさいのがやってきた

瀬尾だ



「布施さぁ~ん♪この前ぇ、お馬可愛かったです!また連れてって貰えますか?」


「ああ…」


オレはちょっとムズい仕事抱えてたから、書類から目を離さず適当に相づちしてた


「ええ~!ホントにぃ?嬉しい!早速、なんですけどぉ、ご飯とかどうですか?」


オレはやはり瀬尾の顔を見もせずに相づちした


「ああ…」


「ラッキー♪じゃっ今晩、いいですか?」


「はいぃ~?」


「男に二言はありませんからね~♪」


と言うと、瀬尾は自分の席に戻っていった


「マジかよ…」


って顔をあげた先には難波薫子が立っていた

どうやら、打ち合わせのようだ

さっきの会話聞いてねーよな?

変な誤解されてねぇーよな?


って、おいおい

オレもう難波落とすの止めたじゃん

そう決めたじゃん






何も言わず、オレはまた書類に目を戻した