「てかさ、慎弥手、見せてみ」

「……あ?…別にいい」



別にいいって……


バイ菌でも入ったらどうすんだ!


「良くねぇの!ほら!」


無理やり慎弥の手を引っ張り、ドアを殴ったところを見た。



「ほらぁ。血、出てんじゃん」

「………」



傷口を見ながら無言を貫く慎弥。


「…はぁ。消毒するからじっとしといてよ」



ポケットから消毒液などを出し、一応絆創膏も貼っておいた。


「楓のポケットはドラ○もんのポケットかよ!」



雅輝からそんなツッコミが聞こえたけどあえてスルーしておいた。



そんなこんなで一件落着(?)です。