ヤンキー少女は純情ちゃん!




「……ご飯昼休み中に食べられなくしたのはどこの誰ですか」

「え?俺」



なんで開き直ってんだろ。この人。


「とりあえずですねぇ…ご飯、食べたいんで失礼します」



話していてもキリがないと思ったあたしは軽く頭を下げて職員室を出ようとした。


「……5限目サボったら放課後もてめぇには大量の仕事が待ってるぞ」



ニヤリ、と笑いながら聞き捨てならない言葉を吐いた担任。


「………はぁ?」



あ。ついいつもの調子で眉間にシワを寄せて低い声出しちゃった。



………ま、やっちゃったもんは仕方ない。



千春はやれやれと言った感じに困った顔で笑ってる。



「……ん?もっぺん言ってみろや、くそガキが」

「…いたっいたたた……っ!」



そんなあたしより数百倍低い声を出してあたしの頭をぐりぐりする担任。