「たっだいまー……」


誰もいない家に向かって言ったはずなのにどこからか、

「おかえり」

って声がして思わずぎょっとした。



こんな時間に家に誰かいるはずないぞ!?



智も千春も学校だもん。


もしかして……



ドロ………ドロボー?!


プチパニックになっているとリビングのドアが開いた。