『な、何の覚悟?』





『俺、本当に花梨ちゃんに会えるの楽しみにしてたんだ…。昔の約束だって俺はずっと覚えてたよ。
花梨ちゃんは違ったのかもしれないけど…。でも俺は今だって約束通りになればいいって思ってる。」




――例え花梨ちゃんは今日まで俺が女の子だと勘違いしてたとしても…





そんなの関係ないよ。こうして再会して気持ちに変わりはないと改めて気付いたんだから――





『俺、今日から花梨ちゃんに男として見てもらえるまで、…好きになってもらえるまで、ガンガン攻めていくつもりだから。

だから…その覚悟をしておいて、ね?」





絶句する花梨ちゃんに俺はニッコリと微笑んで宣言した。