恋の行方〜甘い約束〜

『最後まですることなんかより、忘れさせたかったんだ。

それに、花梨がパニック起こさないとは限らないし。
その心配は無さそうでよかったけどね。』





そうして乱れてた私の髪を優しく撫でて手でとかしてくれる。





『忘れさせるために最後までするっていうのはなんか違う気がして。』





「どう違うの?」





『んー。上手く言えないけれど、

ちゃんと結ばれる時は、お互い心からそうしたいって思った時がいいなって。

何かを忘れるため、とかじゃない方がいいんじゃないかなってさ。』





「でもそれじゃあ、純君は……。」





私ばかりその…気持ちよくなっちゃってて…申し訳ないよ。





だって同世代男の子って、Hとかしたいものなんじゃないの?