『アキラ先生にキスも…された。


でもね?さっき純君とキスして再確認したの。

無理矢理されたキスなんて何も気持ちよくないんだって。

あの時アキラ先生に触られて反応したのは、気持ち悪くて反応しただけなんだってそう思いたいの。』






「本当にいいの?俺止めてって言われても止められないかもしれないよ?」





強く頭を縦に振る花梨は、何を言ってもきっと譲らないんだって思った。




俺が少しでも花梨の気持ち軽くできるなら。





「俺が全部忘れさせてあげる。」






そう言って花梨の手を引いて歩き出した。