だけど、私が軽率だったのもあるわけだし。




何より……
私に純君と向き合うようにって勇気をくれた涼子先生…




涼子先生の頼みなら、私断れないもんね!





「その代わり、涼子先生、アキラ先生を振り向かせるために頑張って下さいね?

バカな事しないようにアキラ先生の側にいて下さい。」





幼馴染みの二人っていうのが私と純君のようで、他人事にも思えなかったから。




二人で手を取り合って生きて行って欲しい……




そう思えたの





『あり…がと…っ!!』




涼子先生は頭を下げて、ポタポタと床に涙を落としながら何度も何度もそう言っていた。