恋の行方〜甘い約束〜

『熱、計ってみましょうね。ベッドに横になって下さい。』




促された私は何気なく看護士さんの足元に視線がいった。





そこに落ちてる一枚のメモ用紙…。





屈んで拾って、今私がすき間から渡そうとした紙だと気づく。











純君、メモ見る前に帰っちゃった…?









きっと…純君に会いたくないって思わせてしまった。




また私が傷つけた…





どうしてこうなんだろう。




『雨宮さん?どうしたの?頭痛?それとも足痛むの?』





ポタポタと流れ落ちる涙。





どうして…いつも純君を、心配させたり、迷惑かけたり…

傷つけることばかりしか出来ないんだろう…






ごめんね…





また…傷つけちゃったね…




純君…





私…側にいない方がいいんじゃないのかな??