恋の行方〜甘い約束〜

コンコン!
『雨宮さーん!開けますね!…きゃああっ!!』



軽快なノックと声と同時に開いたドアに、




目の前に突っ立ってた私はもちろん、ドアを開けた看護士さんは大きな声で悲鳴をあげた。




『ベッドにいるもんだと思ってたからっ。…あー驚いた…!
雨宮さんも驚いたよね?』




私も声は出ないけど相当驚いちゃってます…




コクコクと頷く私を見て、申し訳なさそうに謝る看護士さん。




『あれ?雨宮さん熱ある?目もまぶたの上も赤くなってるわ…』





…あっ!!




慌てて顔を手で隠した。




ドアいきなり開いて悲鳴あげられて忘れてたけど…




廊下にいる純君に見られたかもしれない!