「でも、今日は日曜日…」



『特別に診てあげる。ただし、高くつくよ?』




「あの…持ち合わせ全然無くて…」




そう言うと




『やだな。冗談だよ。休診日なんだからタダで平気だって。車そこに止めてあるから、乗って?』




優しく笑いながら手を引いてゆっくりと車まで歩く若先生。




足を診てくれるのはすごくありがたかった。




それに優しく笑いかけてくれる若先生。




1人で途方にくれてた私はなんの疑いもなく若先生の車に乗ってしまった。




なんて馬鹿だったんだろ…



純君にちゃんと足を捻ったと正直に言っていれば良かった…




若先生の誘いに乗らなければ良かった…




この時の私は全然気づいてなかったんだ…