少しの沈黙…




そして




『はぁあああ!?』




大声で驚かれ笑顔が固まっちゃった。




やっぱり…




私じゃ不釣り合い?




頑張ってお洒落したんだけどな。




どんどんと沈んでいく心。



ジロジロと私をみる豊君の視線が怖くて思わず俯いた。




『おいっ!転校してちょっとの間にどうやってこんな可愛い子ゲットしたんだよ!?』




え?




顔をあげると、ちょっと前の物色するような視線は消えていて。




『初めまして!純とは中学からのダチで、ダブルス組んでる豊です!』




ニコニコしながら手を前に出してくれてた。




私…




純君には合わないって思われてたんじゃ…ないの?




恐る恐る差し出された手に自分の手を重ねようと前にだした。