それから何日間か毎朝病院に通院して花梨の足も無事完治。




『捻挫はくせになりやすいから気を付けるんだよ?』




最初はイヤなヤツと思ってた若先生だったけど、しっかりと完治まで面倒みてくれて感謝する気持ちになった。





『純に飽きたら俺のところにいつでもおいで。』




…まだまだ油断ならない相手だけど。





『飽きる?』





わかっていない様子の花梨に若先生も苦笑い。





『ありがとうございました!』




深々と頭を下げて、ようやく包帯から解放された花梨は嬉しそうに歩く。





「そんなに浮かれてまた捻ったら大変だよ?」




嬉しそうな顔につられて俺も笑いながら言うと





「大丈夫だよ!ほらスキップだって出来るし、走っても痛くないんだ!」





小走りする花梨がなんかすごく小さな子供みたいで微笑ましいや。