今度は言うと同時に純君が覆いかぶさって強く抱きしめられた。






ピッタリと密着する体…





私以外の早い鼓動が体に伝わってきて…純君もドキドキしてくれてるんだってわかった。






『…すげー嬉しい…』






ビクンっ






耳元付近で掠れた声で言うから体がつい反応しちゃう。





『…俺覚悟してたんだ…。花梨ちゃんが俺を好きになってくれるまで何年かかっても諦めないって。…こんなすぐに言ってくれるなんて思ってなかったから…ホントに嬉しい…』






多分再会した時から意識してたんだと思う。
だけど…戸惑いが大きくて…気付けなかった。






『…今更ウソなんていわない?』






「…うん。」







少しだけ上半身を起こして、肩肘をつき、もの凄く近い距離で私を見つめる純君。






「…じゅ…んくん…」






『…好きだよ…花梨…』





少しずつ降りてくる純君の顔…






昨日のような戸惑いはない





ごく自然と…頭が理解したのか…目を閉じて…







純君の口が私の唇に重なった…