何も言わない純君…





「ほ、保健の先生遅いね!私…見てこようかな…」






歩き出そうとした時、肩を掴まれて、そしてお姫様抱っこされる。






『駄目だよ動いちゃ…さっきも急に立ち上がって…痛かったんでしょう?』






そして私を椅子の上…ではなく…ベッドの方へと連れて行く純君…






な…なんで!?






ま、まさか藍ちゃんの言葉に触発された!?







「純君っ!あ、歩けるってば…」







ゆっくりとベッドに降ろされる。







『今度急に立ち上がったら、…今度は俺が押さえ付けちゃうよ?』






少し怪しげに笑う純君の顔から目が逸らせない…






すっごい事言われてるのに…






純君の顔に魅せられて…







ただ心臓だけがドキドキと早く鼓動して…