純君に抱きしめられてもそんな事なかったのに…




吉田君には手を掴まれただけで鳥肌が立って…






暴れて嫌がる私に更に体を密着させてきたときだった…





助けて欲しいと願ってた人が目の前にいた。






そうして、労るように優しく肩を抱いてくれた。





ほんのちょっと前までは、あんなに恥ずかしくて仕方なかったのに…





今は全然恥ずかしくない…




寧ろ純君の腕の中はとても安心出来て…






涙腺が壊れたんじゃないかって位涙が零れ落ちて止まらなかった…




背中をあやすように撫でてくれて、それがまた安心出来て…泣き止むまで抱きしめてくれた純君…