『アリサ、花梨ちゃんと離れるのやだっ!!』


「私もアリサちゃんと離れるのやだよぉ!!」




泣きながら抱き着く私達を困った顔して引きはがす親達。



「やだやだっ!!アリサちゃん!」



『花梨ちゃん!!』




2人で手を取り家を飛び出す。
2人で隠れた庭の端っこ。



『ねぇ。花梨ちゃん、アリサと結婚して!そしたらずっと一緒にいられるよ!』



「本当!?じゃあ、アリサちゃんと結婚するっ!そしたら、ずっと一緒だよね?」




『じゃあ、お父さん達に結婚するって言ってこよう?』



「うんっ!!」
















当然、そんなの通じる事なく引き離された私とアリサちゃん。




そのアリサちゃんが、近々戻って来る。