私の意思は、もう、揺るがない。
マサキの小説を読んで、よく分かったんだ。
マサキがまだ、私を好きでいてくれていること。
マサキの気持ちが離れたと思って諦めていたけど、今ならまっすぐ、彼に好きだと言える。
「学校でのウワサ通り、サクは遊び人。
サクが束縛嫌いなの知ってるし、深入りはしないようにしてる。
別れても後腐れないよ。
それは心配ない」
「そこは心配してない。
ごめん……。あたしひどいこと言った」
「気にしないで。
アサミの言ったとおり私が間違ってるし、いま言われたことで傷ついたりしてないから」
私は笑いながらそう言ったけど、アサミの声は小さく震えていた。


