す、すごい洞察力。誘拐も一目惚れも合ってる。
というか今気付いたけど、荻南さんは治療しに来たんだね。所々包帯や絆創膏があるもん。
男の子は弟かな?いやでも荻南さんのこと名前で呼んでたし。親戚?
「んふふ〜、可愛いっ。妹キャラみたい。
安心して。私達は何も怪しい者じゃないから。ちょっと治療してもらいに来ただけ」
「闇医者に来た時点で僕らは怪しい奴らだよ、三月。ほんっと馬鹿」
「何でそこまで貶されなきゃならないのさ!もー、黒羽はSなんだから」
「……三月」
「ごめんなさい黒羽様。私が悪かったです。ふざけてました」
何だこの人達。キャラというか関係性が掴めない。
荻南さんは私の頭を撫でた。
「竜鄙さんは学校?」
「……はい」
「大変だね〜、大学生は。それで闇医者までやってるんだから多忙過ぎだよ」
現在時刻10時50分。もうすぐ帰ってくる筈。というか早く帰ってきて!


