「は、離して。…あ、あのね、むやみにあたしに触れないで」
やっとの思いで、しぃの腕を振りほどく。
気持ちがぐちゃぐちゃで整理つかない。
何でだろ?
あたし、何を思ってる?
「女は男に触られなくなったら終わりだよ」
「な………」
今、なんて?
それはあたしに向かって言った?
「あのね、そんな心配、してもらわなくて結構よ。あたしは誰にも触って欲しくなんかないから。放っといて!」
あぁ…。
何でこんな事、言っちゃうのかなぁ。
大体、こんな話、必要ないし。
って言うか…それって広い意味で、合ってるような気もするし。
じゃなくて。
落ち着け…落ち着け。
「ママってほんと、カワイイよね。すぐ反応するんだもん。今時、貴重な女の子だよね」
『女の子』?
またそんな女心を微妙にくすぐる言葉を使う。
こいつ…やっぱりホストだ。
心を刺激するのが上手い。
誰にでも言ってたのかな?
見えない過去にちょっと嫉妬してしまう。
やっとの思いで、しぃの腕を振りほどく。
気持ちがぐちゃぐちゃで整理つかない。
何でだろ?
あたし、何を思ってる?
「女は男に触られなくなったら終わりだよ」
「な………」
今、なんて?
それはあたしに向かって言った?
「あのね、そんな心配、してもらわなくて結構よ。あたしは誰にも触って欲しくなんかないから。放っといて!」
あぁ…。
何でこんな事、言っちゃうのかなぁ。
大体、こんな話、必要ないし。
って言うか…それって広い意味で、合ってるような気もするし。
じゃなくて。
落ち着け…落ち着け。
「ママってほんと、カワイイよね。すぐ反応するんだもん。今時、貴重な女の子だよね」
『女の子』?
またそんな女心を微妙にくすぐる言葉を使う。
こいつ…やっぱりホストだ。
心を刺激するのが上手い。
誰にでも言ってたのかな?
見えない過去にちょっと嫉妬してしまう。

