店内から見えない所に入ったところで、しぃはあたしの腕をグッと強く引っ張り、ギュッと抱き寄せた。
一瞬で体中の血液が熱を持ち、膨らんだ心臓が破裂しそうになる。
何で?鼓動が速すぎて息が出来ない。
腕が痺れて行く…。
そんなに強く抱きしめられてる訳じゃないのに。
「大丈夫だよ。ママ。僕ね、紅茶の淹れ方、知ってた。きっとママと一緒で紅茶が好きだったんだよ。自分でよく淹れてたんだと思う。お客さんも満足してくれてるよ」
分かったから、早く腕をほどいて。
あたし、何かおかしい。
胸がドキドキして治まらない…。
もしかして心臓が悪い?
いや、離さないで。
何だろ?
胸が苦しいけど、このままがいい…。
この腕、ずっとあたしを包んでて欲しい。
「ママ、大丈夫。僕はママのものだよ。ママ以外の人は存在にモザイクかかってるから。僕はママしか感じないよ」
ほんのり、紅茶の甘い香りがする。
お店からじゃなくて、しぃから。
とっても落ち着く、大好きな香り。
一瞬で体中の血液が熱を持ち、膨らんだ心臓が破裂しそうになる。
何で?鼓動が速すぎて息が出来ない。
腕が痺れて行く…。
そんなに強く抱きしめられてる訳じゃないのに。
「大丈夫だよ。ママ。僕ね、紅茶の淹れ方、知ってた。きっとママと一緒で紅茶が好きだったんだよ。自分でよく淹れてたんだと思う。お客さんも満足してくれてるよ」
分かったから、早く腕をほどいて。
あたし、何かおかしい。
胸がドキドキして治まらない…。
もしかして心臓が悪い?
いや、離さないで。
何だろ?
胸が苦しいけど、このままがいい…。
この腕、ずっとあたしを包んでて欲しい。
「ママ、大丈夫。僕はママのものだよ。ママ以外の人は存在にモザイクかかってるから。僕はママしか感じないよ」
ほんのり、紅茶の甘い香りがする。
お店からじゃなくて、しぃから。
とっても落ち着く、大好きな香り。

