ソウルリィーディン

カッカッカ!
とハイヒールを鳴らしながら、
黒のスーツに身を包んだ、いかにも高慢そうな女

子供達も、そのオーラに圧倒されて、ひるんでいる

赤い縁取りの勝ち気なメガネの奥がヒュッと、
光ったように感じた

歌は、心、これから、皆さんに、歌の指導をする事になりました
と、タクトをヒュッと、ならした

隣の女の子が喉を鳴らしたのが判った

その日、私は歌が、歌えないようになる

私の目には、すぐに涙が浮かぶ事に成ったのだ
この女教師は、高らかに、
「あなたのような、音痴は、歌う資格が無い!」
と、まだ意味を理解出来ないと、思ったのか、生徒たちの前で叫んだ


顎をビックリするほどの力で、女教師の親指が押さえつけ
真っ赤なマニキュアが付いた毒々しい爪が、
痛かった