服に残る血痕に涙の痕、それはリュナの身に起こった悲劇を言葉なく日向に伝えてくる。
「主人を…頼めますか?」
自分ではどうする事もできないもどかしさを抱え、風の精霊・社は日向の目を見て願い出た。
日向は驚きながらも腕の中のリュナを見つめる。
「えっと。見付けだした後の事…何にも考えていなかった。どうしよ祷?」
「どうしよって…主、もうお心はお決まりなのでしょう?」
祷が覗き込むと日向は困った様子を見せながらも優しい顔で微笑んでいた。
祷の言うように、もう彼の中で思いも覚悟も決まっているようだ。
「見付けちゃったもんね。」
腕の中のリュナを見つめて日向は呟いた。
「社も祷みたいに姿を変えられる?」
日向の言葉に頷くと、社は即座に実践してみせた。
それはとても美しく、鮮やかな浅葱色の羽を持った鳥の姿だ。
長く伸びた羽冠と尾は風を感じてか優雅になびかせている。
それに合わせて祷も長く尖った耳をもつ茜色の小動物に姿を変え、慣れたように日向の肩に乗った。
これで動きやすくなる。
「主人を…頼めますか?」
自分ではどうする事もできないもどかしさを抱え、風の精霊・社は日向の目を見て願い出た。
日向は驚きながらも腕の中のリュナを見つめる。
「えっと。見付けだした後の事…何にも考えていなかった。どうしよ祷?」
「どうしよって…主、もうお心はお決まりなのでしょう?」
祷が覗き込むと日向は困った様子を見せながらも優しい顔で微笑んでいた。
祷の言うように、もう彼の中で思いも覚悟も決まっているようだ。
「見付けちゃったもんね。」
腕の中のリュナを見つめて日向は呟いた。
「社も祷みたいに姿を変えられる?」
日向の言葉に頷くと、社は即座に実践してみせた。
それはとても美しく、鮮やかな浅葱色の羽を持った鳥の姿だ。
長く伸びた羽冠と尾は風を感じてか優雅になびかせている。
それに合わせて祷も長く尖った耳をもつ茜色の小動物に姿を変え、慣れたように日向の肩に乗った。
これで動きやすくなる。



