「玲蘭華!もう次元がもたない!!」

ジンロの叫び声にヴィアルアイたちも同じ思いだったのだろう。

「ヴィアル!」

ロワーヌがヴィアルアイの名を叫び、その瞬間に彼らの力は増した。

耐えきれない重圧が玲蘭華たちにのしかかる。

「く…っ!占者ナル!あとは…貴女にっ!!ジンロ!」

「分かっている!」

少しずつ二人はヴィアルアイたちの力に飲み込まれていった。

しかし未だジンロの手の中に“リュナ”はいる。

せめて彼女だけでも。

全てを取り込まれる、ほんの一瞬前にジンロは姿を消した。

やがていくつかの悲鳴と共に光は膨らみ、爆発に近い音と風圧が発生した。

地響きと強風と強い光が、ただ耐えるだけの人たちに容赦なく襲いかかる。