私は好きなの!⇔オレを見ろ!

 翌日、六人は朝からペンションの目と鼻の先にある海岸にいた。


 海岸は朝早くのためか誰もおらず、海の家は準備中。


「うーん気持ちいい。近いと便利ね〜」


 石崎は身体を伸ばし軽くストレッチを始め、裕也たちも身体を伸ばした。六人は服の下に水着を身につけており、脱ぐといつでも泳げる状態であった。


「裕也、泳ぐの勝負しない?」
「…うん」


 賢一は裕也を元気づけようと裕也の手を引っ張り、着ていた服を脱ぐと二人で競争を始める。


「若いって素晴らしいわ、私たち私たちでは日焼けでもしましょうか?」
「…はい。川口さん…日焼け止め持っていた…でしょう?貸してくれ…ない?」


 裕也に買ってきてもらった日焼け止めを出した雪奈は一瞬裕也の顔が頭に浮かんだが、首を振って記憶を消そうとした。