そう。まだこの頃には握手という事がなかったのだ。





美鈴(それなのに…

何で新見さんは握手を知っているんだろう…)





美鈴はブツブツと独り言を言いながらお茶を飲んでいると…





佐之「なぁーに辛気くせぇ顔してんだよ」





原田が美鈴の頭をツンツンと突っついていた。





美鈴「ぅんー?

あぁ!!原田さん…すみません気付かなくて…」





美鈴は慌てて立ち上がる。





佐之「そんな気ぃ使うなって。あとそんな堅苦しく接すんなよ。なぁ…?」





少し寂しそうに言う原田。





美鈴「いや…私がダメなんです。あくまで壬生浪士組の人達と女中の関係なので」





キッパリ言う美鈴を見て原田はさらに寂しそうにする。





佐之「そうだよな…俺達の事嫌いか…」






美鈴「ぇ?違いますよ!!」