芹沢「儂に逆らうのか?面白いな。逆らえると思ってるのかこの儂に!!」




強引に美鈴を引き寄せる芹沢



美鈴の髪を無理矢理つかんで動けないようにする




美鈴「きゃっ…痛いっ」



美鈴(…………怖いっ…助けて…)



『美鈴の事は私が守ると約束します』


ふとある人の言葉を思い出した…



美鈴「…沖田さんっ」




美鈴は総司の言葉を思いだし、懸命に総司の名前を呼んだ




「その手を話して下さい。離さないなら斬りますよ?」




聞き覚えの声が障子の方から聞こえる




凄く安心する声が…



美鈴「…ぉ…沖田さん?」


総司がヅカヅカと部屋に入り込んで美鈴と芹沢を引き離す。



芹沢「ハッハッ来ると思ったぞ。この女にそこまで執着するか。」


総司が来たことに驚かない様子の芹沢


…来ることを予想していたのだろうか



総司「五月蝿いですねぇ。だから早くその手をどけろと言ってるんです」




そう言った総司の目には一瞬、背筋が凍るような殺気があった。