★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

少し、落ち着いた気がする。






私が沖田さんに声をかけたら沖田さんは何も言わなくて、





でもその無言は冷たい物などではなくて、私に応えてくれるようにするその温かい手は凄くホッとした。






安心したらさっきまで思っていた事のまだ先の事まで考える事が出来て、






ふと、思った。






新見さんは、こう言った。






『歴史を変えなくてもお前には出来る事がある』






私は、私が歴史を変えてはいけないと思っているから新見さんがそう言ったのかと思った。






だから他にも私が出来る事はあるって伝えたんだと思った。





でも、それと共に新見さんは“歴史は変えるな“
そう伝えたのかもしれない。






私に新見さんの切腹という史実を変えない様に言ったんだ。






新見錦という存在の切腹という行動が壬生浪士組にとって、新撰組として名を馳せる為には必要だったから。






新見さんには新見さんなりの志によってこの道を選び、






その行動を悲しむという事は新見さんの志、生きる道を、心に留める誠の心を否定している様な事であって、そんな事は絶対にしてはいけない。





だから、





哀しんではいけない。新見さんが言っていたように本当に私のいつもどおりの様子が皆のためになれるなら、私はいつもの様にしよう。