土方が口にした刹那、美鈴の表情が土方から見えなくなる。
下を向いた美鈴の肩に土方がそっと手を添えたと同時にビクッと体を揺らせた。
抱き締めている腕で分かった。
美鈴の体に触れている事から伝わってくる。
美鈴が小刻みに震えていると言う紛れもない拒絶が伝わってくる。
きっとこの拒絶は、他の誰でもない新見に切腹を迫った俺に向けての拒絶だ。
耐えきれず土方は抱き締めている腕をまるで触れた途端壊れてしまう物を大事に扱うかのようにそっと離した。
そして何も言わず立ち上がり部屋を出る為に襖を開ける。
もうすでに日が昇り始めていたらしく襖を開けるとジリジリとした夏特有の光りが美鈴と土方を照らした。
美鈴の表情は影が出来ていて見えにくいが少しは伺う事が出来、ふと視線を向かせた。
涙は出ていない。
だけど、どの泣いている女よりも儚げで悲しそうにただ呆然と畳と見つめあっている。
土方「俺は……後悔はしてねぇ。これが一番良かったんだ。」
そう、これで良かったんだ。壬生浪士組の為ならお前に嫌われてもかまわねぇ…
それだけを言い残して土方は音も発てずに襖を閉ざした。
下を向いた美鈴の肩に土方がそっと手を添えたと同時にビクッと体を揺らせた。
抱き締めている腕で分かった。
美鈴の体に触れている事から伝わってくる。
美鈴が小刻みに震えていると言う紛れもない拒絶が伝わってくる。
きっとこの拒絶は、他の誰でもない新見に切腹を迫った俺に向けての拒絶だ。
耐えきれず土方は抱き締めている腕をまるで触れた途端壊れてしまう物を大事に扱うかのようにそっと離した。
そして何も言わず立ち上がり部屋を出る為に襖を開ける。
もうすでに日が昇り始めていたらしく襖を開けるとジリジリとした夏特有の光りが美鈴と土方を照らした。
美鈴の表情は影が出来ていて見えにくいが少しは伺う事が出来、ふと視線を向かせた。
涙は出ていない。
だけど、どの泣いている女よりも儚げで悲しそうにただ呆然と畳と見つめあっている。
土方「俺は……後悔はしてねぇ。これが一番良かったんだ。」
そう、これで良かったんだ。壬生浪士組の為ならお前に嫌われてもかまわねぇ…
それだけを言い残して土方は音も発てずに襖を閉ざした。
