★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

「そこの色男はん」






「うちんとこ来うへん?」





甘ったるい声を出しながら客を寄せ集める芸者達。





きらびやかに輝く女達の着飾りする姿。






いつもより輝きが無いように思う。







白粉の匂いと酒の匂いに酔いしれる男達の中…







新見は一直線にいつもの店へと向かう。







別に店に早く着きたい訳じゃない。






ただ、





女達がどれだけ着飾っても…






美鈴の着飾る姿を思い出す。






あの姿は…







美しすぎて息を呑んだ。







だから他の女がいっそう輝いていない様に見える。







その事に乾いた笑みを浮かべながら店に入り、通された部屋の襖を開ける。





新見「居ると思ってたよ」





通された部屋にすでにいた人に笑いかける。







「歓迎されているとは意外ですね…」






「偉く冷静じゃねぇか」






その笑う新見に少し驚いたようだ。







新見「こんにちは…いや、こんばんはか?





まぁ、とにかく。





驚くなよ。





……………土方と沖田。」





ピシャン





という音をたてて、三人がいる部屋の襖は閉じた。