★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

新見「美鈴は……



自分のしたいと思う事を見つけて、


たとえそれが叶わないモノだとしても…





この時代でどう生きたいかを考えて生きろ。





歴史を変えたらいけないからと言って、


美鈴が皆にしてあげられる事が無くなる訳じゃあないだろ?




考えてみろよ。


美鈴は皆から何を貰った?



溢れる様な優しさじゃなかったのか?



あいつらからの包まれる様な優しさがあったからこそ…美鈴は此処に居れたんだろ。




美鈴も同じ様にあいつらを受け止めるだけでいい。お前の優しさで、俺らは少しでも救われているんだ。」





そう………新見さんは言った。






口角を先程の様に上げないで話す様は新見さんがどれほど真剣なのか…





それが凄く伝わってくる。






居なくなったりしないって…





言ってくれないの?





それは凄く不安になる。





だけど………






新見さんの言葉に不安に思いながらも…






私が悩んでいる事についての新見さんの言葉は…






凄く温かい。