美鈴「では…私は夕食の準備の手伝いに行くので…」
総司「はいっ!!わかりましたっ」
甘味処から帰った二人……美鈴は夕食の準備のため部屋には戻らず梓達がいる方へ駆けていった。
そんな美鈴を見送った総司は………
総司「さてとっ……じゃあ行きましょうか」
そう楽しそうに吐きながら美桜とは反対側に歩いていった。
自分の部屋を通りすぎ…
向かった所は…
総司「ひぃーじぃかたぁーサンっ!!お邪魔しますね」
美鈴の部屋…もとい壬生浪士組の副長…土方の部屋だ。
お邪魔しますと言う前にすでにスパーンと襖を開けた途端…
眉間に皺を寄せた鬼がいた。
土方「ちったぁ人の迷惑を考えやがれ」
身震いする程の低い声で総司を一喝するが…
総司「皺が増えますよ?」
馴れている総司には全く気にならないらしい。
そんな総司に気力を無くしたのか…
土方「どうした」
怒るのは止めて総司に呆れた声で問いた。
その土方の言葉に総司は含み笑いをして楽しそうな口調でこう言う。
総司「報告に参りましたっ!!」
