もし私があの時……
唯の合コンの誘いをなんとなく行く事になったのなら……
亮の事なんか思い出さずに…
湖に行かなければ…
まず、剣道の合宿自体を休んで誰も居ない自分の部屋で読書でもしていれば…
私は………
こんなに…苦しくて辛い思いをしなくても済んだのかな…
前の様に…
毎日をなんとなく生きる事が出来たのかな…
そんな事を………
ここ最近ずっと考えていた。
私は何も役にたつような事がないけれど傍にいたいと思った。
優しい皆がいる壬生浪士組が自分の居場所だと何度も望んだ。
だけど……
その感情は皆が優しすぎて出来た私の油断による過ちの感情……。
だと………そうなんだと……
自分に何度も言い聞かせるぐらいなら……
この時代になんか………
来たくなかった。
