私は………楽しいけど……





沖田さんは私を手離さない様に…





少し歩いたら私がついてきているかを確認する。





不安そうな目をして此方を見て、私の姿を見ると安心した様に表情が緩んでいく…。





バレバレですよ…?沖田さん。





何か……あったの…かな…?





……………。




沖田総司という人物の周りに……




私の様な者がいた。





………そんな事…




歴史には残っていない。




何となく分かる。





沖田さんは私の事…大事に思ってくれているんだって…




勿論、壬生浪士組の皆もそうだ。




でも私は………




此処に………居ても………本当にいいのだろうか…。




心の奥では………




私が未来から来たという事がバレるまで……その間だけ………と願ってしまう。




何でこんな事になっちゃったんだろう…。