自分達の上の立場の人が………





大和屋という店に火をつけて……





暴れている。





そういう事に慣れている壬生浪士組の私まで驚きました。





いつか何かをまた起こすのでは…




とは察してはいましたがまさか今日、起こるなんて………




誰も思わないでしょう。




しかも今日は壬生で相撲興行。




楽しむべき時とも言える今日に……




そう殆どが思いました。




だから驚いた。




なのに……




こういう事に一番慣れていない美鈴さんは……




表情1つ変えなかった。




総司「美鈴さんは…………




何を隠しているんです………?」




スースーという美鈴の寝息が聞こえるほど静かな部屋で……





苦しそうに…不安そうに…





総司は美鈴を愛おしそうに見つめながら…




そっと………




問い掛けた。