★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

総司「美鈴さん………」




左之「ただいま…」





こいつらも……




美鈴と同じみてぇだな…




美鈴を見た途端先程までの張り詰めた空気が一気に緩みやがった…





土方「寝ろっつったろ………」





呆れながらも俺は微笑んでいる美鈴の頭に手を置いた。





……………ていうよりパシッと美鈴の頭を軽く叩いた。




美鈴「む……大丈夫です。私は…皆が頑張っているのに寝れる訳ありませんっ…」





じっ………と訴える様に土方を見る。





ったく…………とことん普通の女じゃねぇな…





美鈴「それより………」




ゴシッ



土方「っ…」




美鈴「汚れてますね?用意出来てますよ?」




美鈴は俺の頬を手拭いで拭いやがった…




その手拭いは酷く真っ黒に汚れている。




こんなに……俺は汚れてたんだな。