★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。

「只今帰った!!」




その言葉を俺らが屯所に帰った途端近藤さんが言った。





皆……疲れてやがる…





きっと近藤さんは隊士達の代わりに自分が言ったのだろう…。




そういう気遣いを見るたびにやっぱり壬生浪士組の局長は近藤さん以外ありえねぇと思う。





けどよぉ…




だからって…




声…でかくねぇか?





土方「ちょっと近藤さん。美鈴がおきちまうじゃねぇか…」




はぁ…と溜め息をついて近藤をみる…





丁度そんな時に…………





美鈴「皆さんっ!!おかえりなさい…大丈夫でしたかっ?」





と美鈴が駆けてきた。





俺らを見た途端安心した様に表情を和らげる。





土方「はぁ……」




もう一度溜め息を吐く。





美鈴……





寝てなかったのか…。