美鈴「わぁ……可愛いっ!!嬉しいです。」
ぱぁっと輝いた様に楽しそうに匂い袋を受け取る美鈴。
本当に小物が大好きな様で色んな角度から匂い袋を眺めている…
そして左之に青色の匂い袋を差し出す。
美鈴「またお揃いの物が出来ましたねっ」
はいっと嬉しそうにする美鈴…
天然ってものは恐ろしいな…
美鈴の天然さには大人な左之もたじたじらしい。
また“お揃い“の物が出来た……。
美鈴の発言に微かに頬を赤くする。
左之「いっ行くぞ」
少し動揺しながらも美鈴の手を引いて小物屋を出る。
…………………。
………………うん。
美鈴の手をとった時に聞こえた、周りの歓声は聞かなかった事にしとこう。
美鈴の手を引いたまま左之は次の場所に向かった。
