私はそれから………私の過去を全て話した。







お母さんの事も、亮っていう恋人がいた事と、その亮をお兄ちゃんが刺した事まで…







もう今、私が皆に隠し事をしているのは未来から来た。ということだけだ。







話をしっかり聞いてくれる皆に、また泣きそうになった。









まるで私を分かってくれる様に一緒に悲しんでくれる。








同情や非難の目も、私に関わりたくない様な素振りもしなかった。








嬉しくて嬉しくて最後には泣いてしまった。








そんな私を包み込んでくれる様な幹部の人達…






私の頭を撫でてくれた、温かい沖田さんのその腕。







本当に優しくて皆の傍にいたいと思った。







心から感謝出来る。








私の居場所をつくってくれてありがとう。









私を受け止めてくれてありがとう。