美鈴「ーーっっ!?」
優しかった。
泣きわめいてたのが、その声で自然に落ち着いた。
丞の声が優しすぎて、何か違う涙が溢れだす。
丞の言葉を………
…私は信じていいのだろうか。
するとまた、山崎は美鈴を包み込んでいる腕の力を強めてこう吐いた。
山崎「美鈴の……過去を知りたい。
俺に話して?美鈴の苦しみ半分背負うから」
美鈴の過去…
それが美鈴の偽の笑顔の原因になってるとしたら…
忍びじゃなくても分かるで?
美鈴がまだその事で苦しみ続けてるって事を。
そんな事、……………俺が許さへん。
少しでも美鈴から苦しみを無くしてほしい。
どんな過去でも受け止めるから、
美鈴の全てを受け止めるから。