勿論、自分達の誇りを傷つけられた事で今にも刀で斬りつけてやりたい…
大事なものを見下すのは許さない
その志は、みな同じだ。
だが、思いだけで行動するというのは違うのではないだろうか?
今は病人がいる。
本当にしんどそうだ。
……まぁ…何故こうなったかは別とするが…
自分達の同志の介抱をするというのが先決だろう。
それを芹沢も感じていたのか、あと一歩で刀を抜きそうな所でとめる。
それをホッと安堵したあと皆で力士を放っておいて吉田楼に急いで向かう。
争いにもならなかった事に、力士達は更に怒りを増していっているようだが…
より酷い戯言を漏らしている。
が、聞く耳を持たず……というのだろうか…
誰も聞いていない。
