山南「はぁぁあぁ…仕方がない人達ですね…」
それを見かねたのか山南が、支えていた斉藤を永倉に押し付け、三人に近付いていった。
押し付けるって……………斉藤さん、可哀想な役回りになっちゃってますよね…?
山南「あぁ…あそこに蜆橋があるじゃないですか!!道が少しずれてしまっただけですよ。」
ニコリと微笑む山南、その笑顔に三人は安心した。
芹沢「じゃあ、あっちに渡ればいいのか!?」
蜆橋の向こう側の方を指差す芹沢。
山南「はい…渡ったらすぐ吉田楼に着きますよ」
そう言われた事により、自分達を迷子にさせたあの三人が、芹沢を先頭にして歩いて行く。
他の皆も、そのあとについていった。
