★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。





山南「はぁぁあぁ…仕方がない人達ですね…」




それを見かねたのか山南が、支えていた斉藤を永倉に押し付け、三人に近付いていった。




押し付けるって……………斉藤さん、可哀想な役回りになっちゃってますよね…?





山南「あぁ…あそこに蜆橋があるじゃないですか!!道が少しずれてしまっただけですよ。」




ニコリと微笑む山南、その笑顔に三人は安心した。



芹沢「じゃあ、あっちに渡ればいいのか!?」




蜆橋の向こう側の方を指差す芹沢。



山南「はい…渡ったらすぐ吉田楼に着きますよ」



そう言われた事により、自分達を迷子にさせたあの三人が、芹沢を先頭にして歩いて行く。



他の皆も、そのあとについていった。