場所が戻って美鈴達は…



こんなにも心配している土方、総司、隊士諸々の気持ちなど一切考えておらず新見と楽しく談話していた。



まぁ…こうなる事くらい土方と同じ副長の新見には予想出来ただろう…




それでも隊士に挑発的な言葉を言伝てたのはただ単に面白そうだとかそんなくだらない理由だろうが。



そんな訳で美鈴だけは何にも考えていない…




新見「相変わらず面白いな美鈴って」



笑いを必死に堪えている新見の姿は美鈴にとって失礼以外の何物でもない。




新見「ぃや、こんな綺麗な美鈴を独り占めできるなんてスッゴい光栄だなぁーって思っただけだよ」



この人、そんな嘘っぱちで騙せると思っているのか…




美鈴「むぅ…絶対嘘でしょ」




新見「まぁまぁ光栄っていうかラッキーって思ってるのは事実だしね」



そう美鈴に告げたあと、新見は酌を手に取り酒を口にし始めた。




さすが島原だ…美味しそうなお酒だ…





ジーっと新見を見てると




新見「ん?美鈴もコレ飲むか?」



そう新見が美鈴に言った。